【密着取材】東大阪農業PR大使のお笑い芸人・シャンプーハットてつじさん「ストーリーを知って味わう東大阪の地元野菜」
~シャンプーハットてつじさん×Ristorante ANTO板原賢シェフ×大阪版認定農業者の北埜智久さんによる対談~

(写真左:シャンプーハットてつじさん/真ん中:Ristorante ANTO板原賢シェフ/右:大阪版認定農業者・北埜智久さん)
「モノづくりのまち」として知られる東大阪市は、実は多種多様な野菜を生産する隠れた”農産地”となっており、都市に近い立地を生かし、採れたて新鮮な野菜を消費者のみなさんに届けています。
そんな東大阪市の地産地食の魅力をPRする一環として、東大阪農業PR大使を務めるお笑い芸人のシャンプーハットてつじさんが、東大阪市で農業を生業とする大阪版認定農業者の北埜智久さんと、地元の新鮮野菜を使い、主にフィレンツェやマントヴァ地方の郷土料理を提供されている「Ristorante ANTO」の板原賢シェフとともに、東大阪市の地産地食についてお話しされる様子を、密着取材しました!
<目次>
・つくり手のドラマと想いを、ひと皿で感じる料理を目指して。
・東大阪の“いま”を味わう。北埜さんの季節野菜×板原シェフの料理。
・地産地食の挑戦。農家とシェフが描く未来とは。
つくり手のドラマと想いを、ひと皿で感じる料理を目指して。~料理を通じて伝えたい野菜の物語~
てつじさん
「野菜ができるまでの過程を「見える化」できたら、
1本の大根も1個のミニトマトも大切に味わうやろなあ。
野菜って種まいてから収穫まで時間結構かかるでしょ?」
板原シェフ
「種をまいて、芽が出て、葉が増えて、花が咲いて、実がなって、収穫。
半年かかる野菜もいっぱいありますね。」
てつじさん
「食材が半年かかるでしょ。料理の仕込みも何日もかかったりしますよね?
それを数分で食べ終わってしまうってすごい贅沢な体験をしているんだなって感じます。
料理が出来上がるまでの過程、ストーリーを知って味わうのと、
何も知らずにただおいしいなと思って食べるのは全然違いますよね。」
北埜さん
「農薬とか化学肥料をできるだけ使わないようにしているので、
野菜の病気や虫には、その分苦労してます。
それに加えて、天候不順とか病気や害虫にやられたり、、
いろんな苦難を乗り越えて収穫できた野菜にはやっぱり思い入れがありますよ。」

てつじさん
「過程にはやっぱり、農家さんしか知らんドラマがあるはずやから。
野菜を作る大変さを知るために大根を作ったり農業体験を義務教育でできたらいいのにって思うくらい。」
板原シェフ
「料理人としても、生産者さんの顔が分かる野菜、
ストーリーを聞いた野菜の方が料理の腕が鳴るというか。
こだわって作られた食材と見つめあって、会話して、どう調理するか。
そのドラマを僕が料理を通じてお客さんに伝えられたらいいなと思います。」

てつじさん
「料理に感動しすぎてシェフに挨拶するみたいなん、よくあるじゃないですか。
もう僕はシェフに挨拶じゃなくて、農家さんに挨拶したい。
もうシェフの腕は分かったと。その先の農家さん呼んでいただいていいですかって。
最高の褒め言葉なんで、北埜さんも呼ばれたら来てくださいね。」
北埜さん
「うれしいですね。軽トラ長靴でよければいつでもいきます。」

1品目:板原シェフの地元野菜を余すところなく使ったミネストローネ

板原シェフ
「1品目はミネストローネ。イタリアのスープを代表する、多種類の野菜をじっくり煮込んだスープ。にんじん、たまねぎ、だいこん、かぶら、里いも、さつまいも、
昨日届けていただいた北埜さんの野菜をほとんど詰め込みました。
上の飾りは、さつまいもと里芋の皮を揚げたものになります。オリーブオイルをかけて完成です。」
てつじさん
「皮まで!本当に余すとこなく…!」
北埜さん
「野菜を栽培しているときは、こんなに美味しそうな料理になるとまで想像してないので。
自分の野菜を最高の状態で皆さんに食べてもらえると思ったらうれしいし、シェフに感謝です。」

板原シェフ
「北埜さんの野菜を包丁でカットしたとき、ほんとにみずみずしくて。
鮮度の良さが分かりました。」
北埜さん
「たしかに収穫して間もない野菜は水分量も全然違いますね」
てつじさん
「包丁を通じて鮮度を感じるシェフもすごいですね。(笑)」

東大阪の“いま”を味わう。
北埜さんの季節野菜×板原シェフの料理。
~野菜という名刺が、農家とシェフを結ぶ~
北埜さん
「年間40種類くらい栽培しているのですが、春は菜花、モロッコいんげん、
夏はズッキーニ、万願寺とうがらし、オクラ。秋は青ネギ。
冬は白菜と白ネギとロマネスコ。ロマネスコは世界一美しい野菜と言われているけど
全然売れないんですよ。(笑)なかなかこの辺りでは見かけないんで、
どう調理していいか家庭では難しいみたいで。それこそ飲食のプロに使ってもらえたらうれしい。」

板原シェフ
「ぜひ。めっちゃ使いたいです。野菜の仕入れを東花園駅前の
JA直売所(フレッシュ・クラブ)でもするんですけど、
実は今夏のランチメニューで北埜さんの黄色いズッキーニを使用してたんですよ。
色も鮮やかでおいしかったです。」
北埜さん
「ほんまですか。知らなかったです、ほんまにうれしい。
また畑にも直接見に来てくださいよ。ここから15分くらいですよ。」
てつじさん
「今日初めましてやけど、実はもう野菜で名刺交換は終わってたんすね。」

2品目:イタリアマントヴァの郷土料理「かぼちゃの包みパスタ」


板原シェフ
「次は『かぼちゃの包みパスタ』です。
野菜をふんだんに使ってオルトラーナ(菜園風)に仕上げました。
中にはかぼちゃとチーズ、アマレッティ(アーモンドを使ったイタリアのお菓子)を
練り込んで絞って包んでます。この包みパスタは、僕がイタリア修業時代に住んでいた
マントヴァではポピュラーな料理です。パスタと一概に言っても、
形と味つけはミラノとかフィレンツェ行けば全く違ったりします。」
北埜さん
「味と触感が楽しめる料理で、食べてて楽しい」
てつじさん
「この料理、野菜の良さが引き立ってますね。農家さんに対するリスペクトを感じます。」

違う世界に、同じ想いがある。農業に共通する様々なこと。
地産地食をもっと近くに。イタリアの学びを東大阪に。
板原シェフ
「もちろん直売所とかマルシェで、販売する農家もたくさんいたけど、
働いていたレストランに直接野菜を届けに来てくれる農家もいましたね。
みんなでエスプレッソを飲みながら「今日はこんな野菜あるけどどうだ?」みたいな会話をしながら、
ランチのメニューを決めたり。イタリア人はすごいフレンドリー気質というか、
ランチのお客さんに「この野菜、おれが作ってんだよ」って話しかけに行って、
気づけば皆でワインで乾杯している。生産者とレストランの距離感が近いっていうのは
「地産地食」の面ですごい大事だなと感じましたし、
僕も帰国したらこんなコミュニティを作りたいと思って、地元・東大阪でお店を開くことにしました。」

てつじさん
「ヨーロッパで、よーできてるなと思ったシステムがあって。
農家さんは基本的に野菜を作るだけ。売るのは野菜ソムリエみたいなスペシャリストがいて、
責任持って売るから、農家は良い野菜作りに専念することができる
完全な「分業」をやってるところがあるみたいですね。」
北埜さん
「配送とか営業に時間を取られて肝心の農作業の時間が
十分に取れないっていう悩みは僕も持っているし、周りでそんな話もよく聞く。
PRも含めてやってくれる人が別でいれば本当に助かるし、もっと野菜を生産できる。」

漫才師と農家に共通する“結果が見える”喜び
てつじさん
「漫才師って職業は、劇場でお客さんが目の前にいるから、結果がすぐにわかる。
だからやってて楽しいんですよ。農家さんも作ったものが形になって
食べる人が見えたらめっちゃ嬉しいですよね。」
北埜さん
「たしかにお客さんの声を聞く機会ってあんまりない。
誰が食べてくれているのかも農家は知らない。だけど直売所で生の声を聞いたときは
ほんまにうれしかったし、今でも覚えてる。」
てつじさん
「農業という職業はすごいことしてるなと思うんですよ。
例えば、町工場はとりあえずネジを作らないじゃないですか。
基本的には「こういうネジが欲しい」って言われてから作って売りますよね。
だけど野菜はあって当たり前の存在やから、とりあえず絶対作っとかないとあかんみたいな。
農家がいる前提で成り立っているというか、いなくなったらどうなるんやろって思いますよね。
受注生産というシステムなら農家もやりやすいのかなって。食品ロスも減るし。」

北埜さん
「契約栽培は、収穫できなかった場合のリスクもあるけど、
単純に「自分の作る野菜を求められている」っていう評価の現れなので、
農家のやる気に直結するとは思いますね。」
地産地食の挑戦。農家とシェフが描く未来とは。
“野菜”、“料理”を通じて叶えたい今後の夢

北埜さん
「大きな話になるんですけど。名前が大阪に轟くような農家になりたいです。
農薬とか化学肥料を全く使わない、新鮮なだけじゃなくて、
安心して食べられる野菜を好きな仲間と作っていきたいし、
次世代に良い土とか技術を残して、次に繋げたいと思ってる。」
てつじさん
「シェフは名前が先に通りますけど、農家さんは中々名前は出てこないイメージ。
北埜さんの野菜やから買ってもらえるって理想やし、
そうなったら農家冥利につきますよね。」
板原シェフ
「僕は、実はこの1月にちょっと夢が叶うんですけど、
今日召し上がっていただいた「かぼちゃの包みパスタの料理体験」の開催です。
元々、3年ほどお世話になったマントヴァの魅力を地元東大阪で発信したいっていうのが夢で。
お客さんと一緒に作って、召し上がっていただく体験っていう話をいただいたのですごい嬉しい。
イタリアの魅力とか地産地食をキーワードに、色んな方が繋がって
楽しいことをもっと共有共感していきたい。このアントをそういう場にしていきたいです。」
てつじさん
「こんなん聞いたらマントヴァ行きたなってきました。」
板原シェフ
「ありがとうございます。湖に囲まれたいい町ですよ。」

最後に
北埜さん
「野菜って、農家の知恵とか情熱とかが詰まった結晶だと思ってる。
汗水流して頑張ってる同じ農家たちにエールを送りたいし、
これからも切磋琢磨して自分の技術を磨いていきたい。」
板原シェフ
「食への価値観を上げたい。日常のせわしない中で
ちょっと一息つけるような美味しい料理を食べられるお店にしたい。
その中で地元野菜の魅力を知るきっかけづくりになればと思います。」
てつじさん
「料理って味つけ以外にも会話っていう調味料があるんで。
今日もそうだったけど東大阪の地産地食は会話が生まれる料理。
野菜ができるまでのストーリーとか、料理人のこだわりが調味料になった
おいしい料理、みなさんも味わいに来てくださいね。」
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<シャンプーハットてつじさんのご紹介>
大阪府出身、1994年デビュー。1996年「オールザッツ漫才」優勝、2020年「上方漫才大賞」受賞。
またラーメン店のプロデュースなど多彩な活動に取り組み、参加者体験型の「米から日本酒プロジェクト」では東大阪市池島町で酒米作りをおこなう。2023年5月21日、東大阪農業PR大使を委嘱。


<東大阪市の農家・北埜智久さんのご紹介>
東大阪の若手農家。大阪エコ農産物認証の野菜など年間40種類以上を栽培。
出荷先はJA直売所のほか、大手スーパー、市内セブン-イレブン、飲食店など多岐に渡る。

<お店のご紹介>
店名:Ristorante ANTO
住所:〒579-8046 大阪府東大阪市昭和町1−3 オクトステージビル 2階
電話: 072-929-8122
アクセス:近鉄奈良線瓢箪山(ひょうたんやま)駅から徒歩4分
営業時間:ランチ 11:00~14:30 ディナー 18:00~21:00 (定休日) 火曜日、水曜日
瓢箪山にあるイタリア料理店のオーナーシェフは板原賢さん。
4年間のイタリア料理修業を経て、2023年9月にお店をオープン。
東大阪地産地食サポーター登録店。
地元の新鮮野菜を使い、主にフィレンツェやマントヴァ地方の郷土料理を楽しめます。


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