ひがしメシ
モノづくりのまち 東大阪【こーば飯】
サンライズ鉄工株式会社

溶接一筋。ストイックな職人を育てる
社長が通う街角の名店。

サンライズ鉄工株式会社

金属加工の技術力で
物づくりの現場を支える職人たち。

バチバチと激しい音を響かせ、飛び散る火花。サンライズ鉄工の工場内のあちこちで見られるのは、職人たちが高熱の炎を操っている姿。鉄やステンレスなど、硬いはずの金属が、どんどん切断、曲げ、溶接され、姿を変えていきます。加工された製品は、自動車生産設備やフォークリフトの部品として使われるのだそう。普段の生活で目にすることは稀ですが、日本の高品質なモノづくりを支える重要な役割を担っています。

溶接技術
  • ▲金属加工の要は溶接技術。修得には5~10年程度の時間を要するそうで、サンライズ鉄工の職人の多くは海外規格にも対応できる溶接資格を取得しています。

鉄材と向き合う職人たちの顔は真剣そのもの。というのも、製品には高い完成度が求められているからです。岡林一郎社長は、「図面に記載された寸法とのズレは、たった±0.5mmしか許されないものもあります。火の強さやあぶる時間などの加減を判断するのが熟練工の腕の見せどころです」と、高い技術力の秘密を教えてくれました。

フラッシュバット溶接機
  • ▲フラッシュバット溶接機。

工場内にひときわ強い火花をあげている機械はフラッシュバット溶接機。大電流を通して高熱を起こし、2本の鉄棒を瞬く間に1本に溶接します。溶接された鉄棒は、ハンドルからの力をタイヤに伝えるクロスロッドという車の部品。万が一にも折れることがない高い品質は、主に海外からの需要に応えています。

ラッシュバット溶接で1本につながった鉄棒
  • ▲フラッシュバット溶接で1本につながった鉄棒。中央のオレンジ色の部分が溶接部。冷えるともちろん鉄の色に戻るので、元が2本だったとは信じられません。

「社員はみな強い責任感を持って仕事に取り組んでくれています。さらなる技術力向上に積極的にチャレンジする社員やお客様の要望に高い提案力で対応する社員などの力により、お客様の信用を得ています」と岡林社長。
個々の技術の高さはもちろんのこと、社長と従業員が強い信頼感で結ばれているところに、サンライズ鉄工の町工場としての地力がうかがえました。

岡林社長
  • ▲工場を案内してくれた岡林社長。

サンライズ鉄工株式会社

代表取締役 岡林一郎

住所
東大阪市加納4-11-4
電話番号
072-965-3755
WEBサイト
http://sunrise3.com/

店主心尽くしの鮨を味わう時間が
社長と社員の絆を深めてくれます。

岡林社長が20年以上前から通っているというお店は、近鉄荒本駅近くにある『鮨錦』。プライベートで利用することもあれば、仕事関連のお客様のおもてなしや社員を連れて行くこともあるそうです。名物のフォアグラ、牛とろなどのにぎりはもちろん、一品料理も絶品で、「安心して通い続けられる上質の味で、連れて行った人はみんな喜んでくれます」とのこと。品よく盛り付けられた料理は見た目にも美しく、大人の社交の場としてぴったりです。それほど敷居の高くない価格設定も魅力的で、さっぱりした職人気質の店主と物腰柔らかな奥様のおもてなしは心地よく、ゆったりとした食事のひと時を過ごせます。
「社会人なら一流の味を知っておいた方がいい」と若手社員を連れて訪れたこともあるといいます。のちに、その彼が両親の退職祝いに特別なお店として選んだのがこの店でした。両親はとても喜んでくれたそうです。『鮨錦』での上質な食を楽しむ時間を通じて、サンライズ鉄工の絆が広がっているようですね。

鮨錦
  • ▲鮨錦の店主(写真右)と岡林社長
フォアグラのにぎり
  • ▲人気のフォアグラのにぎり。岡林社長も初めて食した時、今までにない濃厚な味わいに驚いたとか。

『鮨錦』は東大阪の地に店を構えて約25年。常連のお客様に長く愛される鮨店。カウンターには置かれた水槽にはネタの魚が泳ぎ、木のぬくもりの感じられる店内では、店主とその奥様が優しい笑顔で迎えてくれます。ほとんどのお客様が注文するのは、人気のフォアグラと牛とろも賞味できる「おまかせすし」。鮨以外に、ほたてバター焼きなど一品料理もおすすめです。

鮨錦

鮨
住所
東大阪市横枕西2-22 ブランドール中川1F
電話番号
072-966-7848
営業時間
11:30~14:00、17:00~22:00
定休日
水曜
駐車場
なし